2013年8月29日木曜日

ロタウイルス胃腸炎とワクチン


夏の暑さが少し和らぎ、朝晩涼しくなりますた。
今が一番良い季節なのかも知れませんね。

だんだん寒くなってくると、小児科では嘔吐・下痢が流行ってきます。
中でも、ロタウイルスは5歳までに、ほとんどの子どもが感染するといわれています。
そのうちの約15人に1人が入院するといわれています。
そして、小学校にあがるまでに、約2人に1人が感染し外来を受診するといわれています。

特徴
 嘔吐・下痢・発熱
 1 くり返される「嘔吐」「下痢」と、「発熱」などの症状が、1週間前後続きます。
 2 下痢は、白い米のとぎ汁のような便がみられます。
 3 ウイルス感染後、症状が出るまでの期間は2~3日です。
 4 激しい嘔吐・下痢のため、脱水症状を起こすことがあります。
 5 ウイルスの排出を妨げないよう、下痢止めは使いません。
 6 発熱は、ノロウイルスと比べて高い確率でおこります。
 
 7 ウイルスなので、特効薬はなく対症療法となります。

 
 感染力が強く、うつりやすく、防ぎにくい。

 重症化すると、けいれんや脳炎を起こすこともあります。
   入院し、点滴が必要となることもあります。

予防
 手洗い・うがい・消毒

 
 

 ワクチン
  2回または、3回接種(経口)のものがあります。
 
  どちらも接種時期は、生後6週~14週6日(3ヶ月半過ぎ)までに1回目の接種します。
  

※わからないこと・ご希望等ありましたら、クリニックまでお気軽に連絡ください。