2013年12月20日金曜日

紅茶の話②



ブログ係⑤です。

紅茶には基本的なゴールデンルールがあります。

良質の茶葉を使う
ポットとカップは温める
お湯は沸騰したてのものを使う
茶葉の量は人数分+ポットの為の1杯分
表示の時間通りにきちんと蒸らす

紅茶はお湯を入れた際に一緒に空気が入り
ポットの中で茶葉が上下に回りジャンピングをすることが大切。

茶葉の量ですが、おおよそ1人分3g。ミルクを入れる方は4g。
コーヒーや紅茶にセットしてあるスプーンは小さめなので、小さじ1.5杯で計算。
1人分は小さじ山盛3杯(1.5+ポットの為の1.5)
2人分は小さじ山盛5杯弱(3+ポットの為の1.5)  



ポットは出来れば丸みのある物が良いですが、急須でも大丈夫です。
お湯を入れた後に茶葉を入れたり、電気ポットの保温のお湯やぬるま湯は×。

抽出時間ですが、細かな茶葉より大きな茶葉はやや時間を要します。
        
紅茶を入れたら、最後の1滴までポットを振って、丁寧に出して下さい。
この1滴がゴールデンドロップと呼ばれ、1番美味しいと言われています。

☆ ☆ ☆

またスーパーでよく見かけるティーバック。(Tea Bag
余り香りはなく繊細な味はしませんが、コクがあり、
きちんと入れることと、メーカーを選べば意外と美味しいです。

ティーバックの場合、1人に1袋、2人分ならきちんと2袋使い、
面倒でもポットに入れてきちんと蒸らします。
ポットが面倒なら直接カップに入れてもいいですが、皿等をかぶせ、
きちんと蓋をして蒸らしましょう。

余談ですが、カップにお湯を入れ、ティーバックを揺らすのは
本場のイギリスではデッドマウス(Dead Mouse)と言われています。

安いティーバックの大半はセイロンティーをブレンドしたものが
多いのですが、スーパーにある○東紅茶とか、○プトンイエローラベルよりも、
同様のお値段なら、下のスリランカ政府の認定マークが
箱のどこかに表示されているものが、渋みもなく味もなかなか良いです。



輸入食品の店や身近ではトップバリューにも売っています。










また余談ですが、何故か日本でよく使われる、プレス式のポット。

http://www.e-narumi.comより転載
 


実は本当はコーヒー用なのです。勿論、現地イギリスでは使いません。
容器が縦長で茶葉がジャンピング出来ないし、最後に茶葉を無理に
プレスしてしまうことで、えぐみが出ます。
このポットで紅茶が出てきた時点で、そのお店はアウトです。(笑)

例え喫茶店でも、紅茶専門店であっても、ゴールデンルールで入れていないのか、
お値段の割には美味しくない紅茶が結構あります。