このブログは当院のスタッフ数人で担当して更新をしています。
院長がもうすぐ結婚するわけではなく、犬も飼っていないし、プリキュア好きの娘もいません。念のため。

2013年12月4日水曜日

記憶に残る曲



歌や音楽と、それを人生のどの場面で聴いたかの記憶は残りやすいのです。
私の場合は、バブル景気が大学生で、そのとき流行っていた森川由加里さんの”show me”は、パチンコ屋駐車場で警備員のアルバイトをしているときに耳にしていました。懐かし映像などで曲が流れると、警備員アルバイト時代の状況が浮かんできます。
 
アニメのドラえもんは、2005年あたりから声優さんの交代とともに主題歌も変わっているのをご存じでしょうか?私たち世代の主題歌は、「あんなこといいな、できたらいいな…」で始まる曲で、新しい曲になってからは詳しく知りませんでした。しかし、今では私はこの曲がとても印象に残っています。2013年10月5日のブログにも書きましたが、慢性肉芽腫症という免疫不全症では幼少期から抗生物質を長期に使用するので、腸内細菌のバランスが狂い、免疫系にさらなる異常が生じることによって、炎症性腸疾患を合併する率が高くなります。
私が大学病院にいた時、6歳の慢性肉芽腫症で、大変な炎症性腸疾患を発症したお子さんの骨髄移植を担当しました。移植直前から状態が悪化し、ICUで骨髄移植しました。お腹が破裂しそうなくらいに水がたまり、呼吸も悪くなり、尿も出ず、何度も「もうダメかも…」とあきらめかけました。そのときのICU看護副師長さんが、意識がないように見える子供でも、もしかすると医療機器の音しかない状況を怖がっているかもしれないと、子供用CDを持ってきてずっと音楽をかけてくれました。その中に新しいドラえもんの主題歌があり、そばにいた私もずっと聴くことになりました。
長い入院を経て、この患者さんは奇跡的に回復し退院されました。いまは元気にされていると聞いています。
 
♪「シャララララ僕の心に いつまでもかがやく夢 ドラえもんそのポケットで かなえさせてね」
 
”夢をかなえてドラえもん”という曲だそうです。サビの部分、何年たっても目頭が熱くなります。