2014年2月13日木曜日

しもやけについて

  
手足の指などが赤く腫れてかゆくなる「しもやけ」。以前は栄養不足で起きたと思われていたのですが、ここ3年は子供の患者さんも増えているそうです。クリニックにもよく相談に来られます。 
 

  ①血行を良くする しもやけは医学的には凍瘡(とうそう)と呼ばれ、手足の指や耳が赤く腫れてかゆみを伴う病気。毛細血管内で血液の流れが悪くなる血行不良が原因で起こります。 冬場に気温が下がる年が続いており、一日の気温差が大きく、血管の収縮回数が増えて血行が悪くなるケースが増えているとみられます。  患者が多いのは、一日の気温の変動が大きい12月と3月頃だそうです。12月頃にしもやけになった人は、血行を良くする効果のあるビタミンEをあらかじめ摂取するなどの予防をしましょう。 
 

 ②原因と症状を知る しもやけの発症には、冷え性や血行不良といった体質、遺伝的要素なども関係するそうです。 しもやけの予防法と重症化対策は、ビタミンEを多く含むアーモンドやカボチャ、アボカド、ホウレンソウなど血液の流れを良くする食事の摂取や、ビタミンE配合のクリームを使ったマッサージ。マッサージをするときは強くこすらず、ゆっくり丁寧に行うのがコツです。 屋外では手袋や耳当てなどの防寒具で手足や耳を保温する。ただ、ぬれた手袋を着用したままにすると、気化熱の作用で手の表面の温度が下がり、しもやけの原因となる。汗をかいた足を放置するのも、しもやけになりやすい。帰宅したら、冷えた手足をぬるま湯につけるなどしてゆっくりと温める。暖房器具や熱い風呂で急激に温めると、かえってかゆみが増すので注意が必要です。 しもやけは子供に多い皮膚トラブルで、放置してもいずれ治ると軽くみられがちだが、かゆみがひどく、かきむしってしまうと、ひび・あかぎれの症状が出る場合もあります。

気になるようなら受診してくださいね。