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2013年11月19日火曜日
RSウイルス感染症
秋から冬、いまごろに流行するもので皆さんに一つ知っていただきたいのは、RSウイルス。聞いたことのある方、どのぐらいいらっしゃいますか?
1歳までに70%、2歳までにほぼ100%の子どもがかかると言われている、ごくありふれたウイルスです。人生を通じて再感染があって何回も感染する。2回目からはそんなに重くならないということもわかっています。
症状としては、発熱を伴ってゼーゼーする。重くなると呼吸困難になって、入院しなければいけないということも非常に多くて、小児医療にとっては、インフルエンザよりももっと厄介なウイルスです。
ただ、ほとんどすべての子どもがかかるということは、すごく軽く済んでいる人もたくさんいるのです。6ヶ月未満の赤ちゃんで、鼻がジュルジュルして苦しそうと言って外来に来る患者さんを調べると、この時期ではほとんど陽性です。大抵、お母さんが風邪を引いているとか、兄弟が風邪を引いているということでうつされているのです。
この病気は迅速診断キットができてから簡単に診断できるようになりました。かかると中耳炎にかかることが多い、喘息になりやすい子はその後も長い間ゼーゼーするなど、いろいろなことがわかっています。流行することの多い病気ですが軽い人もたくさんいますので、流行しないようにするというのは難しいです。
RSウイルス、流行してますので、気になる方、受診してみてください。