1 おねしょのしくみ
おねしょは夜眠っている間につくられる尿の量と、尿をためる膀胱の大きさとのバランスがとれ
ていないために起こります。
夜間につくられる尿の量が多すぎたり、膀胱が小さすぎたりすると、おねしょになります。
2 おねしょと夜尿症
どちらも眠っている間におもらしをすること。
幼児期にするのを「おねしょ」
5~6歳をすぎても月に数回以上することを「夜尿症」
3 子どもへの配慮
あせらず・・・おねしょは生理的な発達に影響されます。
あせらずに成長を見守りましょう。
起こさず・・・夜ぐっすり眠ることで抗利尿ホルモンがたくさん分泌され、夜の尿量がへります。
おこらず・・・自分の意思でコントロールできないことをおこられても、子どもはつらいだけです。
医療機関への相談
幼児期のおねしょの多くは、成長とともにおさまりますが、小学校に入っても夜尿症が続くことは
少なくありません。
そのような場合、子どもが自信をなくしたり、ストレスで夜尿症が治る時期が遅くなることもありま
す。
夜尿症は医療機関で治療できる病気です。
治療することで、2~3倍早く治ることが期待できます。