2014年1月10日金曜日

インフルエンザ②


今日はインフルエンザの治療についてお話します。

【一般療法】
  • できるだけ安静にし、栄養と十分な睡眠を取ります。
  • インフルエンザウイルスの空気中での活動や感染を抑えるために、加湿器などで室内の湿度を50~60%に保ちます。
  • 水分を十分に補います。お茶、スープ、ジュースなど何でもいいので飲みたいものを飲みます。

【対症療法】
発熱や関節痛などに対しては解熱鎮痛薬、鼻水やくしゃみに抗ヒスタミン薬などが用いられます。一方、インフルエンザの症状はインフルエンザウイルスに対して免疫が正常に働いている結果であり、薬で無理に抑えないほうがよいという考え方もあります。
市販の薬を自己判断で使用することは、かえって逆効果になる場合があるので、医療機関の受診をオススメします。

※解熱剤については、使用しない方がよいものもあります。アスピリンなどのサリチル酸解熱鎮痛薬、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸がその代表的なものでずが、自己判断はぜず、必ず医師に相談してください。

【抗ウイルス療法】
タミフル、リレンザなどのインフルエンザのお薬があります。
私は去年、インフルエンザにかかったとき、イナビルを吸入しました。
やはり、医療機関に受診し、その人にあったお薬を処方してもらうのがいいと思います。

次回はインフルエンザの予防についてお話します。