2013年7月23日火曜日

予防接種は2回受けたほうがいいの?


今日は予防接種の接種回数についてお話したいと思います。

定期接種であるものは接種回数が決められているので、それぞれの回数に合わせたものを打っていただければいいかなと思います。

任意接種であるおたふくかぜやみずぼうそう。
何回打ったほうがいいですか?とお母さんからよく質問があります。
日本小児科学会では両方ともに2回接種を推奨しています。

まずおたふくかぜ。
1回目:1歳を過ぎたら早期に。
2回目:小学校就学前(5~6歳)

みずぼうそう
1回目:1歳過ぎたら早期に。
2回目:1回目から3ヶ月あけて

みずぼうそうの予防接種をしようと思われる方は、2回接種をされた方がいいと思います。
1回の接種だと10~50%程度の確立で、実際にみずぼうそうにかかってしまう可能性があります。
しかし予防接種をしていると症状は軽く、水疱の数も少ないことがわかっています。
2回接種すると発症をほぼ予防できるとされています。

余談ですが、麻疹について2回接種を受けた方の抗体保有率を国の事業で調べたデータがあります。1回接種の場合5%弱の方が抗体がついていなくて、10年経過すると20%の方が抗体が少なくなってしまっていたそうです。
しかし2回接種した方は99%抗体を持っていたそうです。

2回接種をすすめているものは2回打ったほうがいいということですね☆
おたふくかぜ、みずぼうそうについては任意接種であるのでこちらからおすすめすることはありません。
予防接種について疑問がある方、お気軽に聞いてください☆

今日は長々とはりきって書いてしまいました。
読んでいただいた方、ありがとうございます☆