2013年7月3日水曜日

日本脳炎ワクチン受けていますか?

大雨になりましたね。
幼稚園や保育園のお迎え、大丈夫でしたか?
広島、大雨・洪水警報出ています。
こけたりしないように気をつけてください☆

今日は定期予防接種のひとつである、日本脳炎ワクチンについて説明します。

小さいころに済んでいるはず!と思われているお母さん、4本の接種はお済みでしょうか?
日本脳炎ワクチンは一時期の積極的勧奨の差し控えの影響で年長者の未接種の方が大変多いのが現状です。
現在、特定措置によって1995年4月2日~2007年4月1日に生まれた子は20歳未満まで定期接種として合計4回受けることができます。

今、小学校高学年~20歳までのお子さまをお持ちのお母さん、ぜひ母子手帳を久しぶりに開いてみて、何回してるかなー?と確認してみてください。
もし3回しかしてなかった!という場合、定期接種として受けられるのであせらなくても大丈夫です。

でも日本脳炎ってなに?と思われる方も多いですよね。
日本脳炎は人から人への感染ではなく、ブタなどの動物を介してウイルスが繁殖します。
そして、ブタを刺したコガタアカイエカ(水田などで発生する蚊)などが、人に刺して感染します。
蚊が多い西日本の方はぜひ受けてほしいワクチンです。

というのも、感染し、脳炎を発症した場合は20~40%の確立で亡くなったり、45~70%で、後遺症が残る可能性があります。
特に小さい子や、お年寄りで重症化する危険がありますので、予防がとても大切です。

向洋こどもクリニックではワクチン、問診表ともに準備していますので、出来れば母子手帳をお持ちになってお越しいただけたらと思います。
ワクチンって本当に難しいし、わからないですよね。
私も最初はパニックでした。
何をいつ受けたらいいのかまったくわからないお母さんも一緒に相談してお子さまのワクチンスケジュールを立てさせていただきますので気軽に聞いてください。
最初はみんなわからないものです♪
日本脳炎だけでなく、ほかのワクチンも受けていない、という方も今からでも受けられるものがあるかもしれません。
ワクチンで予防できる病気にかかってほしくない気持ちは医療者も親も同じ気持ちです。
ワクチンをして病気を撃退しましょう!!!